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カンボジアの子ども・若ものたちに教育支援を! アンコール遺跡の修復・保全につながる人材育成を!
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設立趣旨

 

 ユネスコで指定されている世界遺産は数多くありますが、カンボジアのアンコール・ワットやアンコール・トムもその中のひとつです。実際にカンボジアを訪れた方、また、テレビなどでご覧になった方も多くいらっしゃると思います。アンコール・ワットやトムのほか数多くの遺跡がありますが、その大きさ、美しさ、そこに秘められた神秘的な魅力には抗いがたいものがあります。同時に、その素晴らしい遺跡が年代を経て相当いたんでいる姿、そして日本をはじめ世界各国の技術者が現地の人々と共に修復作業に携わっているさまには心うたれます。

 その作業は、近代的な機械や動力を利用してはいても、大きな石ひとつ積んでも全体を見れば、例えていえば北アルプスの山々を目指す一歩のようなものです。また、手付かずの今にも崩壊しそうな遺跡もたくさんあり、これは、長い年月と多数の人々の継続する力が必要な作業です。皆様も既にご存知のように、日本からも多くの研究者や技術者の方々が支援をしています。そのような諸外国の国家としてのサポートはもちろん必要なことと思われますが、これらの素晴らしい遺跡を外国人ではなく、カンボジア人が自分達自身の手で、護り続けていこうという意識で根気よく継続することが理想の姿なのだろうと実感させられます。遺跡は、その国の風土と歴史とそこに暮らす人々によって生み出され造られたものだから。

 一方、遺跡から目を転じると、学校にも行かず、観光客にみやげ物を売ったり、物乞いをしている子供たちの姿があります。

 そのようなカンボジアの現状を知るにつけ何か自分たちにできることはないだろうかと思いをめぐらしました。そこで、考えるだけでなく小さなことでもいいから一歩踏み出そうと、現地の学校に行けない、行かない子供たちの教育支援と遺跡復興の一助に資するためにファンドをつくることにいたしました。

 また、カンボジアにはこのような遺跡のほかに、織物や陶芸など日本とも共通した伝統文化があり、それらはある時期停滞を余儀なくされていたものの、また新たに復興し始めています。私たちも、一日本人として一緒に、カンボジアと日本の文化交流にかかわっていけたらと願っています。

以上の趣旨で、このたび設立したのが、このアンコールやまなみファンドです。