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カンボジアの子ども・若ものたちに教育支援を! アンコール遺跡の修復・保全につながる人材育成を!
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「カンボジアの子どもたちの絵画展」が新宿島屋で開催される

  
 やまなみ塾で学ぶクラウ村の子どもたちの絵画展が、新宿島屋で開催されました。初日の2013年8月15日、イベントとしてオリンピックメダリスト有森裕子氏(NPO/ハート・オブ・ゴールド代表理事)とAYF理事中川武氏(早稲田大学教授、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)団長)とのトークショーがありました。会場には数十人の人が集まり、聴き入りました。
 "応援する、支援する。気がついてみたら応援され、支援されている。その相互の関係=【共に育つ】が大事だ。"と。子どもたちの描いた絵から元気をもらいましょう!


 「カンボジアの子どもたちの絵画展」開催のご挨拶  AYF代表 多賀正夫

  
 本日は「カンボジアの子どもたちの絵画展−アンコールから輝く未来へ−」にお越しいただき、ありがとうございます。
 ここに展示されている絵は、アンコール・ワット遺跡のあるシェムリアップの近郊、クラウ村の子どもたちが、一生懸命に描いた絵です。
 本展主催の「AYF(アンコールやまなみファンド)」は、カンボジアの子どもと若者に対する教育支援、アンコール遺跡の修復・保全につながる人材育成を主たる目的として、2005年に設立した団体であり、「非営利活動法人 歴史文化交流フォーラム」の一組織として、カンボジアのNGO団体JST(*)と提携して活動しています。
 私達AYFは、村にフリースクール「やまなみ塾」を建て、そこに集まる子どもたちに英語、日本語の学習支援のほか、設立以来毎年会員が現地を訪問し、絵画、音楽、スポーツなどを通して子どもたちと交流をはかってきました。 その課程で、カンボジアの学校教育には音楽、図工などの情操面を育てる授業がないことも知りました。当初は、会員が日本から持参した真っ白な画用紙、クレパス、絵の具を前に、子どもたちは何をしてよいかわからない様子でした。 そんな子どもたちが年ごとにどんどん素晴らしい絵を描くようになりました。その後、幸いにも、笠原知子先生(「小さな美術スクール」主宰)というよき指導者を得て、さらに才能を開花させてくれました。
 このような子どもたちの絵を日本の皆さまに見ていただくことを励みとし、子どもたちがさらに未来に向けて羽ばたいてほしいという思いが会員の中でわき上がりました。その思いが、この度、株式会社島屋のご賛同を得て、本展として実現した次第です。また、「日カンボジア友好60周年記念事業」のひとつとして、外務省及び在日カンボジア王国大使館からのご後援もいただいています。
 のびのびと表現されている彼らの豊かな感性、色彩感覚、日常生活に向けられた素直な視点をごゆっくりとお楽しみ下さい。
 しかし、彼らの教育環境は、本当に貧しい状況です。中学校もなかったクラウ村ですが、漸く今年の秋に一校が開校することになりました。この中学校もJSTの尽力で建設されてきましたが、机も椅子も十分ではありません。
 絵画だけでなく、他の多くの面で彼らの才能がひきだされるよう、そしてそれがカンボジアの輝かしい未来へとつながっていくことを願って、これからも教育支援を継続していきたいと思います。
 展示の絵画のほかに、カード、カレンダーなど関連グッズも販売しております。売り上げはすべて、カンボジアの子どもたちの教育支援に充てられます。少しでも多くの皆さまのご協力、ご支援をお願い致します。

*JST=アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材育成支援機構
  

(会場の様子1)

(会場の様子2)